-最初にFP1級を取得しようと思ったきっかけについて教えてください。
社内において、他金融機関との連携が盛んになる部署への異動となり、FP1級の肩書きがあれば仕事がし易いかなと感じたことです。また、主要マーケットである中堅・中小企業の経営者層には事業承継ニーズが潜在化しており、その課題に対するソリューション提供のためにも勉強してみようと考えました。その後、今年から会社がFP1級取得を奨励し始めたのも1級取得を後押ししました。ただ、本気になったきっかけは、ほんださんのブチギレ動画をYouTubeで見てからです。
-受検を決意した時期とそこから9月試験までのおおまかな学習スケジュールを教えてください。
24年5月試験で合格点に全く届いていなかったので、試験日翌日に新年度版のテキストと問題集を購入し、リスタートしました。平日で接待などの宴席のない日は、就業後に2時間ほど図書館やカフェで学習。土日は9時半から17時半まで図書館で学習。6月末までに応用問題集を2周、FPキャンプ計算問題集を3周。7月以降はFPキャンプの一問一答問題集を繰り返し解きました。基礎編は忘却との闘いでした。
-学習にあたって主にどのような教材を活用しましたか。
- テキスト:FP技能士学科合格テキスト(ビジネス教育出版社)
- 問題集:1級FP技能士学科対策問題集(ビジネス教育出版社)
- サイト:梶谷美果先生のXで出題される4択問題
- 動画・オンラインサービス:FPキャンプ、ほんださんFPチャンネル、梶谷美果FP合格チャンネル
受検仲間が多い図書館での勉強が刺激に、スキマ時間はメルマガの一問一答に取り組む
-学習を進めるにあたり、自分なりに工夫した点はありますか。
図書館での勉強は受験生や私と同じような資格取得者が多く刺激になりました。スキマ時間、特に朝のトイレタイムや一人で食べるランチタイムには、毎朝のメルマガ「僧侶FPとやまの今日の一問チャレンジ」の問題で知識の定着を確認していました。出張での新幹線の移動中などは応用編穴埋め解説動画を見ていました。
-学習を進めるにあたり、一番大変だったことは何ですか。また、その困難をどのように乗り越え、学習のモチベーションを維持しましたか。
基礎編の一問一答問題集をしていると、眠気との闘いには往生しました(笑)。コーヒー、目薬、ストレッチで乗り越えました。学習のモチベーションを維持するには、解ける(慣れている)応用編の問題を解き、解答と突き合わせ、赤マルを入れる時に悦を感じていました…
-勉強を優先したことで、犠牲にしたことはありますか。
大好きなゴルフの練習も中断し、プレーのお誘いも断りました。また、帰省時(単身赴任中なので)にも次男のデスクを借りて勉強し、妻とのショッピングなども控えました。一方、睡眠はさほど削りませんでした。
新聞記事や解説コラムが新たな気づきに
-動画やテキスト、問題集以外で、試験勉強に役立ったことがありましたら教えてください。
日経新聞の「マネーのまなび」や、「今日のことば」での経済用語の解説。意外と分かっているようで、分かっていなかった事など新たな気付きがあったりした。
-受検前の学習はスケジュール通り進めることができましたか?試験前の学習の進捗状況について、基礎編、応用編(計算問題・穴埋め問題)それぞれについて具体的に教えてください。
- 基礎編:前年度版の一問一答問題集を1周+新年度版の一問一答問題集を1周。スキマ時間には毎朝のメルマガ「僧侶FPとやまの今日の一問チャレンジ」の問題を解く。本当は新年度版をもう1周する予定でした。
- 応用編計算問題:ビジ教問題集を2周、FPキャンプの計算問題集を3周は解いた。間違った部分は動画で再確認していました。
- 応用編穴埋め問題:ビジ教問題集を2周。FPキャンプの解説動画を移動中などに繰り返し視聴し、知識の定着に役立てました。
「やれることはやった」との想いで試験会場に
-受検前の自信のほどはいかがでしたか?
前回のこともあるので自信はあまり持たずに試験会場に行きました。でもやれることはやったとの想いはありました。
-試験を受けた感想・手ごたえを教えてください。
ギリギリで届いてないのでは・・・との思いでした。自己採点してわずか届かずでしたので、部分点に賭けました。
しっかりと勉強時間を確保して前回の弱点も克服したことが合格のカギ
-24年9月試験で合格できた要因を3つあげてください。
- 勉強時間の確保
- 弱点(基礎編A分野、応用のケアレスミス)の集中トレーニング
- 部下も受験し始めたこと(受検仲間の存在と適度なプレッシャー)
過去3回の受検で点数が上がらない中、体系的に学習できそうだと感じてFPキャンプの受講を決意
-次にFPキャンプについて伺います。まず、FPキャンプを利用しようと思ったきっかけについて教えてください。
1~3回目の受検はすべて独学で、ほとんど点数が上がらない中、FPキャンプでは体系的に学習ができそうだと感じたことがきっかけです。また、料金がリーズナブルと感じたのも要因の1つです。
-FPキャンプをどのように活用しましたか。
まず、基礎固めでの完全講義Premium動画を視聴し、応用編の計算問題解説動画でパターンに慣れました。その後、問題集でのトレーニングを繰り返し、間違ったら動画で再確認しました。
-FPキャンプを利用した全体的な感想を教えてください。
大きく4つあります。まず、解説動画は思い立ったらスマホ・タブレットですぐ視聴できるので機動力が良かったです。また、計算問題の解説は本当にわかりやすく、パターンを身につけるには最適でした。穴埋め解説動画も関連知識と絡めての解説で記憶に残りやすかったです。最後に、梶谷美果先生とのコラボの模擬試験も実力を測る上で役立ちました。
-特に役立ったコンテンツとその理由について教えてください。
- 応用編計算問題の解説動画/テキスト・問題集:計算パターンを身につけるのに役立ちました。
- 応用編穴埋め解説動画:移動中など聞き流しでも知識習得と定着に役立ちました
- 基礎編テーマ解説講座:基礎編の計算問題復習で重宝しました
- 基礎編一問一答問題集 & 僧侶FPとやまの今日の一問チャレンジ(メルマガ):日々の忘却曲線との闘いでは同士的存在でした
学科試験合格後も実技試験対策用にFPキャンプの受講を継続
-コストパフォーマンスについてはいかがですか。
手を出しやすい価格帯だと思いました。毎月定額なのが良い。これだけのコンテンツが詰まっていてこの価格はありがたかった。さほど負担にならないのでまだ継続しています。
-FPキャンプを10点満点で評価すると何になりますか。
10点です。上記の通り、この価格でこのコンテンツ内容は本当にお薦めです。
-次は実技試験が待っています。実技試験に向けて現在どのように学習を進めていますか。
TACのテキストを購入し取り組んでいます。先に合格されている方の話を聞いたりもしています。知識の維持のために毎朝のメルマガの一問一答を現在でも継続しています。
FP知識を活用してお客様からの信頼アップにつなげたい。社内学習者へのアドバイスも
-実技試験に合格してFP1級を取得したら、今後の仕事や生活でどのように生かしていきたいですか。
中堅・中小企業の経営者層へアドバイスする上で習得した知識を活用し、信頼関係を深める事ができれば良いなと思っています。社内の若い人は優秀な人が多いですが、社内でFP1級を目指す人にアドバイスするようなこともしてみたい。家庭内では子供達が社会人になるので、将来に向けたお金に関するアドバイスもしてやりたいと考えています。
FP試験はこの歳でも勉強が面白いと感じさせてくれた。妻からのお祝いメッセージに歓喜
-FP1級学科試験の勉強を振り返って、数々の犠牲を払いながら学習を継続して良かったと感じているのはどのような点になりますか。
この年になって勉強することが面白いと感じられるようになりました。何度も不合格を繰り返したので、一度は再トライを辞めようかと思ったこともありましたが、元来の諦めの悪い粘り強い性格が幸いし、勉強を継続することができました。何よりも嬉しかったのが妻に「合格率10%台の試験にこの歳で合格するのってスゴッ!」って言われたことですね。
-最後に、FPキャンプで学ぶ受講生へのメッセージをお願いします。
諦めずにコツコツと問題をトレーニングのように繰り返すことで合格できる試験だと思います。こんな歳のオジサンが、仕事しながらでも掴むことができるのですから、皆さんもFPキャンプのコンテンツを使い倒せば合格できるはずです。ほんださんと自分自身を信じて頑張ってください。