-最初にFP1級を取得しようと思ったきっかけについて教えてください。 

私がFP1級を目指した理由は大きく3つあります。1つ目は自身のスキルアップのためで、2つ目は名刺に1級ファイナンシャル・プランニング技能士と記載したいからです。3つ目はお客様との会話の幅を増やすことでより深い提案や相談業務ができるようになり 喜んでいただけると思ったからです。

-受検を決意した時期とそこから9月試験までのおおまかな学習スケジュールを教えてください。

受検を決意したのは、5月試験で自己採点をして不合格が確実になったときです。次は絶対受かるためにFPキャンプの動画を通勤中に流しながらインプットをしました。勉強時間は平日2時間、休日5時間はやりました。最初の1か月でFPキャンプの完全講義Premiumを全て視聴しました。その後の2か月で問題集を3周しました。1か月は基礎編の正誤の判断を特化してやりました。また、毎朝送られてくるメルマガ「僧侶FPとやまの今日の一問チャレンジ」の問題は欠かさずやりました。最後の2週間ほどで模試とTACの模試をやって総仕上げをしました。

-学習にあたって主にどのような教材を活用しましたか。

  • テキスト:1級FP技能士学科合格テキスト(ビジネス教育出版社)
  • 問題集:1級FP技能士学科対策問題集(ビジネス教育出版社)
  • サイト:FP1級過去問道場
  • 動画・オンラインサービス:FPキャンプ、ほんださん/東大式FPチャンネル 完全講義
  • その他:当てる直前予想模試(TAC)、1級FP技能士 学科 対策模擬試験(ビジネス教育出版社)

通勤時間にFPキャンプの動画を視聴、昼休みにはメルマガの一問一答を満点になるまでやり込む

-学習を進めるにあたり、自分なりに工夫した点はありますか。

通勤時間はひたすらFPキャンプの基礎編対策動画や穴埋め対策の解説動画をみて分かりにくい論点を理解するまで聞き流ししました。また、音声データがあるのでそれを流しながら声に出して答えるなどをやりました。昼休みには僧侶FPとやまのメルマガを満点取れていない日をピックアップして満点になるまでやりました。

学習とプライベートの両立に苦慮、合格後の姿を想像してモチベーションの維持に

-学習を進めるにあたり、一番大変だったことは何ですか。また、その困難をどのように乗り越え、学習のモチベーションを維持しましたか。

一番大変だったことはプライベートとの両立でした。勉強だけで1日を終えることはできないので時に遊びに誘われたり、同僚とジムに行ったり、家事のお手伝いなどがあったので、その時間も考慮してどうやって勉強時間を確保するか考えました。この試験に受かった後の自分の姿を想像して、今よりずっといい未来が待っていると思って挫けずやり遂げることができたと思っています。

-勉強を優先したことで、犠牲にしたことはありますか。

同棲している彼女との時間や友人と出かける時間、睡眠時間が大きかったのかなと。ですが、ほんださんFPチャンネルの動画でも、「様々なものを失います。それと1級取得が見合ってなければ受験はやめるべきだと思います」とお話しされており、まさにその言葉通りだったのであまり気にならなかったです。

都市計画図をもとに外回り地域の建物を意識、新聞記事から法改正問題を予想

-動画やテキスト、問題集以外で、試験勉強に役立ったことがありましたら教えてください。

自分の仕事で外回りをしている区画が市街化区域だったので、都市計画図を頭に入れて外回りをしてどんな建物が建てることができるのかを意識してやっていました。また、新聞も見ることで次に出そうな改正物も予想しながら過ごしていました。

-受検前の学習はスケジュール通り進めることができましたか?試験前の学習の進捗状況について、基礎編、応用編(計算問題・穴埋め問題)それぞれについて具体的に教えてください。

基礎編:ひたすらメルマガの一問一答問題を満点になるまでやりこみました。問題集の4択問題もなぜ不適切なのかを書き出して学習するようにしました。
応用編計算問題:FPキャンプのコンテンツに計算問題集があったので、それで一通りやりました。また暗記必須ポイントも覚えるまで何回もやりこみました。計算はひたすら手を動かすことで慣れていきました。
応用編穴埋め問題:これもFPキャンプコンテンツの穴埋めドリルを満点になるまでやりこみ、その後音声データを通勤中に流して答えるといったアウトプットも行いました。過去に問われたものが答えられないのは自分の実力不足と思ってやりました。

FPキャンプでの毎日の継続学習が試験前の大きな自信に

-受検前の自信のほどはいかがでしたか?

試験前の自信はかなりありました。今回はここまでやってきてFPキャンプで毎日のように努力を積んできたので次こそは絶対いけるって気持ちで受験しました。あと、当日メルマガのとやまさんの言葉で合否は運に委ねるものではありません。その言葉を信じて5時間の長丁場の学科試験に挑みました。

-試験を受けた感想・手ごたえを教えてください。

試験を受けた感想としては、前回試験より基礎編の選択肢に捻りがなくて一問一答をしっかりやって本質的に理解をしていれば解ける問題が多かったという印象です。応用編も王道的な計算問題が多かったので得点源だったかなと思いました。穴埋めは難しいなという印象です。手ごたえはかなりあったので自己採点で嫌な気持ちにならなかったです。

本質を理解する学習を毎日継続することで基礎力・応用力を身に着け合格をつかむ

-24年9月試験で合格できた要因を3つあげてください。

1. 当たり前かもしれませんが、毎日継続して努力する姿勢。理解するまで解き直すことだと思います
2. 本質的な理解をすること
3. 初見問題はこの制度は何のためにあるのかをその場で考えられる応用力がついていたからだと思います。

暗記に頼らず本質的な理解を求めてFPキャンプの受講を決意

-次にFPキャンプについて伺います。まず、FPキャンプを利用しようと思ったきっかけについて教えてください。

前回試験の不合格が確定して、自分に足りないものは何かと考えた時、暗記に頼らない理解だとわかりました。その時、ほんださんのFPキャンプに加入をすれば今よりもより深く理解をして応用することができると思ったので利用することを決意しました。

-FPキャンプをどのように活用しましたか。

FPキャンプは毎朝の通勤で動画をひたすら流して、講義の内容を頭の中にインプットをして仕事から帰ってきてから昨日できなかった問題をもう一回解き直して理解を深めました。また、ダウンロードコンテンツを印刷して休日に完璧になるまでドリルや一問一答をやりました。

FPキャンプを超えるFPの勉強ツールはない

-FPキャンプを利用した全体的な感想を教えてください。

全体的な感想としては、分かりやすく作られていて、ほんださんの講義も印象に残るように面白く作られていたので勉強することが苦にはならなかったです。他のコンテンツと比べたら、このコンテンツを超えるFPの勉強ツールはないのかなと思いました。

-特に役立ったコンテンツとその理由について教えてください。

全部ですね。理由は1つでも欠けたら本質的な理解ができないからです。もし1番を選んでと言われたら、やはり毎朝のメルマガ「僧侶FPとやまの今日の一問チャレンジ」が1番役に立ちました。解説もなるほど!となる部分が多かったのですごく勉強になるところが多かったです。

-コストパフォーマンスについてはいかがですか。

コスパとしては最高だと思いました。早割なので5000円OFFで利用できたので毎月4980円と割安価格だったので、この内容でこの料金はすごくお得だと思いました。

-FPキャンプを10点満点で評価すると何になりますか。

10点です。このコンテンツに10以外はつける理由がないくらい、最速合格には必要なコンテンツだと思ったからです。

-次は実技試験が待っています。実技試験に向けて現在どのように学習を進めていますか。

実技試験は25年の2月試験を受けようと思っています。今までは紙試験だったので文字を読み進める学習でしたが、今度はわかりやすく伝えることが重要となってくる試験なので学科試験で身につけたことのおさらいと、先輩に1級技能士の方がいるので参考にさせてもらいながら模擬面接もしてもらって合格を目指したいです。

身に着けたFP知識をお客様からの相談や悩みを持っている友人・知人に役立てたい

-実技試験に合格してFP1級を取得したら、今後の仕事や生活でどのように生かしていきたいですか。

1級を取得したら、今まで勉強したことを活かしながらお客様の相談に乗ったり、悩みを持っている友人や身近な人の役に立てるような1級技能士を目指していきたいと思っています。また、1級取得で終わらず他の士業の勉強をして更に知識を増やしていきたいといった目標があります。また、今回勉強で身につけた知識を使って自分の人生設計もやっていきたいと思いました。来年は宅建士の取得を目指します。

-FP1級学科試験の勉強を振り返って、数々の犠牲を払いながら学習を継続して良かったと感じているのはどのような点になりますか。

失うものはもちろんなかったと言うのはおかしいかもしれませんが、1級学科試験の勉強は得られるものが多かったと思いました。2級を取って話せる幅や仕組みはなんとなくの理解でしたが、1級の勉強をしてからより深く理解することができました。また、合格率平均10%の難関資格に合格したんだといった自信にもつながる試験でした。失ったものよりリターンが多かったなと思っているので最後までやり遂げてよかったなと思っています。 

-最後に、FPキャンプで学ぶ受講生へのメッセージをお願いします。

FPキャンプに加入してしっかりと制度の仕組みやどんな場面で使えるのかを理解して勉強を進めていけば合格できる試験だと思っています。1級学科試験はよく「沼」といわれることが多いのですが、FPキャンプはその沼から救ってくれる救世主です。私も沼にハマっていたと思います。長く険しい道のりにはなりますが続けていれば合格を勝ち取ることはできます。頑張ってください!応援しています!