SK様
55歳・保険業
受検回数：5回目（24年5月試験）

仕事で主な取引先となる中堅・中小企業の経営者層において事業承継ニーズが潜在化しており、その課題に対するソリューション提供のためにFP1級に挑戦することを決めました。また、今年から社内でFP1級の取得を奨励し始めたことも1級受検を後押ししました。

24年3月に4回目の不合格通知を受け取ってから学習を再開しました。基礎編はFPキャンプの動画を一通り視聴し、ビジネス教育出版社の問題集で不明点が出てきたら完全講義Premiumやテーマ解説講座の動画を再視聴しました。一問一答問題集は1周したのみ、毎朝のメルマガの「今日の一問チャレンジは」は出だしが遅れ追いつけず、終盤はやらずじまいでした。応用編の計算問題は、FPキャンプの計算対策問題集を解いた後、動画を視聴し、再度問題集を解きました。穴埋め問題は、通勤や出張中も含めてスキマ時間に解説動画を繰り返し聞き流していました。

基礎編は少々勉強不足でしたが、応用編は自分なりにしっかりと準備ができ、さらに24年1月試験では基礎編・応用編ともに5割以上取れていたこともあり、自信を持って試験に臨みました。試験本番では応用編は手ごたえを感じましたが、基礎編はまったく思い通りにいかず、結果は100点（基礎編34点、応用編66点）と合格には届きませんでした。

5月試験で合格に至らなかった要因は次の3つです。1つ目が、基礎編の質の高い演習不足、応用編の計算問題のケアレスミスによる失点です。基礎編の4択問題集を周回しましたが、一問一答問題集まで手が回らず、結果として一択一択の本質的な理解が疎かなまま試験に臨むことになりました。応用編では、計算問題で電卓の打ち間違いというもったいないミスを数か所犯しました。時間配分もあまり考慮していなかったため、見直しする時間も少なく、結果として計算ミスに気付かないまま時間切れとなりました。

不合格の要因 ① 基礎編：質の高い演習不足、応用編：計算問題のケアレスミスによる失点

2つ目が、全体的な学習時間の少なさです。年度末と新年度始を挟んでいたため、業務が立て込み夜の宴席も多く、学習時間は平日に週に2日ほどカフェで2時間程度、土日はカフェで3～4時間にとどまりました。学習の期間、一日当たりの勉強時間も十分でなく、一問一答問題集など予定していた教材の学習に一部手が届きませんでした。

不合格の要因 ② 全体的な学習時間の確保の甘さ

最後が、根拠のない自信・慢心です。繰り返しになりますが、24年1月試験では基礎編・応用編ともに5割以上取れていたこともあり、「さすがに今回はイケるやろ」と自信を持って試験に臨みました。だが、これは過信でした。基礎編はまったく思い通りにいかず意気消沈しました。応用編は受検直後は手応えを感じましたが、結果的にはケアレスミスを数か所起こしており、自己採点で落ち込みました。

不合格の要因 ③ 根拠のない自信・慢心

スキマ時間も活用して日々の学習習慣を確立、資格受検生が多い図書館での学習が刺激に

5月試験では合格点にまったく届かなかったので、まず学習のリスタートを早め、試験日翌日に新年度版のテキストと問題集を購入しました。加えて、毎日継続して学習する習慣をつけました。スキマ時間、特に朝のトイレタイムや一人で食べるランチタイムなどを活用して、どれだけ忙しくても何らかの問題を1問は解くよう心掛けました。また、集中して学習する環境をつくるため、カフェでの学習頻度を下げ、極力図書館で学習するようにしました。図書館での勉強は受験生や私と同じような資格取得者が多く刺激になりました。

これらの取り組みが奏功し、9月試験では120点の合格ラインに届くことができました。

FPキャンプONE TEAMプロジェクト 『不』／合格体験記

FP1級学科試験は、合格率が平均10%の狭き門です。

今回残念ながら不合格となったものの、次回も不屈の精神でリベンジされる方を応援したいー
FPキャンプはそんな想いで「『不』／合格体験記」を開始しました。

過去の自分と真摯に向き合い、足りなかった部分はどこか、試験勉強のどこに問題があったのか。
そして、受講生の皆さんが自らの課題をどのように克服し、合格に至ったのか。

その軌跡をまとめたのがこの『不』／合格体験記です。合格体験記の内容はこれまでの勉強経験や学習環境が異なることから、すべての受検生が一律に真似できるものばかりではありませんが、『不』／合格体験記に書かれた内容は今後1級試験を受検するすべての皆さんの参考となるものばかりです。ぜひこの「先輩の声」をもとに、1級学科試験の合格に向けて正しい努力を続けてほしいと思います。

「受講生全員を必ず合格までお連れする」
このモットーに則り、FPキャンプは悔しさを乗り超えて挑戦する受講生の皆さんを心より応援します。