24年5月試験
計算問題のケアレスミスにより失点を重ね不合格
24年9月試験
間違いリストを作成して自己分析を積み上げ合格
山田崇晴様
50歳・製造業
受検回数:1回目(24年5月試験)
ほんだFPチャンネルの動画を視聴してFPに興味を持つようになったほか、会社で従事している経営企画職がFP知識と親和性が高いことから、FPの受検を決意しました。23年9月に3級、24年1月に2級に続けて合格。2級合格後は、最高峰の「沼」に挑戦したいとの思いから、すぐに5月の1級学科試験に向けた勉強を開始しました。
スキマ時間をフル活用し学習を続けるも、あと1点で涙を飲む
平日は通勤時のクルマの中で毎日FPキャンプやほんださんFPチャンネルの動画を聴いて耳学することをルーティン化し、休日は問題演習を中心に学習を重ねてきました。自分なりにしっかりと準備して臨んだ5月試験。例年と比較して基礎編がやや難しめ、応用編は易しめに感じ、試験後の手ごたえも悪くはありませんでしたが、結果は119点(基礎編52点、応用編67点)。あと1点合格に届きませんでした。
5月試験で合格に至らなかった要因は次の3つです。1つ目が、基礎固めが充分ではなく本質的な理解が疎かなまま試験に臨んだことです。基礎編の4択問題集を周回して、この問題の正解は2番というようなことは頭に入ったのですが、一択一択をしっかりと理解できていたわけでなく、本質的な理解が疎かになったままのところもありました。また応用編でも、例えば経過的加算額がなぜこの計算式になるのか理解が曖昧なまま進めてしまっていました。このようなことが少しずつ積み重なり、全体として基礎固めが不十分なまま試験日を迎えました。
不合格の要因 ① 基礎固めが充分ではなく本質的な理解が疎かに
2つ目が、計算問題のケアレスミスにより失点を重ねたことです。相続・事業承継分野における小規模宅地の減額計算において、正しい適用面積を算出したにも関わらず、最後に貸家建付地の評価額を50%減するのを忘れるなど、事前に問題集を解いていた時にはなかったようなケアレスミスが本試験で起きてしまい、痛い減点となってしまいました。
不合格の要因 ② 普段では起こらないような計算問題のケアレスミス
最後が、相対的にライフプランニング分野が弱く得点が伸びなかったことです。同分野は出題範囲が広く、覚える知識量も相当に上り、苦手意識があります。健康保険や介護保険、フラット35など、暗記しなければならない細かい知識が多く追いついていない状況です。過去問はほぼ網羅したものの、基礎編は自信をもって答えられた問題が多くありませんでした。
不合格の要因 ③ 相対的なライフプランニング分野の弱さ
計算問題は間違いリストを作成しケアレスミスを克服、基礎固めは一問一答問題集を完璧に
5月試験ではケアレスミスによる失点が重なり、1点差で悔しい思いをしました。そこで、9月試験に向けて、まず自分の間違いリスト(ノート)を作成して自己分析に取り組むことにしました。応用編では、過去の出題パターンをほぼすべて網羅して、間違えたところはそのままにせずノートにリスト化しました。その結果、応用編での計算ミスは1問のみ(遺族厚生年金の支給調整後の最後の引き算ミス)に抑えることができ、このことが合格に大きくつながったと考えています。基礎編では、制度や仕組みの本質をしっかり理解することを徹底しながら、FPキャンプの一問一答問題集を完璧になるまでやり込むことで、どんな問題が来ても柔軟に対応できる応用力を養いました。
その結果、136点で合格をつかみ取ることができました。
山田様の9月試験に向けた学習の詳細や工夫、FPキャンプの活用方法、合格の要因などは合格体験記をご覧ください。
合格体験記を見るFPキャンプONE TEAMプロジェクト 『不』/合格体験記
FP1級学科試験は、合格率が平均10%の狭き門です。
今回残念ながら不合格となったものの、次回も不屈の精神でリベンジされる方を応援したいー
FPキャンプはそんな想いで「『不』/合格体験記」を開始しました。
過去の自分と真摯に向き合い、足りなかった部分はどこか、試験勉強のどこに問題があったのか。
そして、受講生の皆さんが自らの課題をどのように克服し、合格に至ったのか。
その軌跡をまとめたのがこの『不』/合格体験記です。合格体験記の内容はこれまでの勉強経験や学習環境が異なることから、すべての受検生が一律に真似できるものばかりではありませんが、『不』/合格体験記に書かれた内容は今後1級試験を受検するすべての皆さんの参考となるものばかりです。ぜひこの「先輩の声」をもとに、1級学科試験の合格に向けて正しい努力を続けてほしいと思います。
「受講生全員を必ず合格までお連れする」
このモットーに則り、FPキャンプは悔しさを乗り超えて挑戦する受講生の皆さんを心より応援します。