-最初にFP1級を取得しようと思ったきっかけについて教えてください。

K様:税務に関する業務に携わっていることから、出題範囲が仕事と直結する部分が多く、キャリアアップに活かせると感じたためです。もともと、上司からの勧めもあり2級まで取得することを目標に学習をしていましたが、学習する中で、さらに深く学びたいという思いが強くなり、1級取得を目指すようになりました。

-受検を決意した時期とそこから9月試験までのおおまかな学習スケジュールを教えてください。

K様:2022年5月試験でFP2級を取得した後、1級の受検を決意はしたものの、宅建の試験も同年10月に控えていたことから、宅建の合格が決まった後に勉強を開始しようと考えていました。しかし、宅建合格後モチベーションが上がらなかったことや、仕事が繁忙期だったこともあり、2023年11月頃からの勉強開始になりました。11月、12月は問題集の基礎編を2回ほど周回していました。1月からは応用編を2回ほど周回し、1月試験に挑みましたが110点で落ちました。アウトプット不足だったことが明白だったので、5月試験に向けては2、3月で基礎編の問題演習の周回回数を5回に増やすと同時に、4、5月で応用編の問題演習の周回回数を3〜4回ほどに増やしつつ、TACやほんださんの模試など幅広く解きました。

-学習にあたって主にどのような教材を活用しましたか。

K様:

  • テキスト:みんなが欲しかったFPの教科書
  • 問題集:みんなが欲しかったFPの問題集、合格トレーニングFP技能士1級
  • 塾・通信講座:FPキャンプ
  • 動画・オンラインサービス:ほんださんFPチャンネル
  • その他:5月試験をあてる直前予想模試、1級FP技能士(学科)対策模擬試験(基礎編・応用編)

基礎編の4択演習では不正解択の理由を書き出すことで
知識を定着化

-学習を進めるにあたり、自分なりに工夫した点はありますか。

K様:意識したことは、平日は朝と夜に1時間ずつ、休日は4時間最低限勉強することや、スキマ時間も活用するために、電車での通勤時間は、とやまさんの一問一答に取り組んでいました。工夫したことは、基礎編の問題を解くときは、ルーズリーフに選択肢ごとに解答し、間違っている択は理由も書くようにしたことです。そうすることで、着実な知識の確認、定着を図ることができたと感じています。

予定がある日も、毎日勉強を継続することで

モチベーションを維持

-学習を進めるにあたり、一番大変だったことは何ですか。また、その困難をどのように乗り越え、学習のモチベーションを維持しましたか。

K様:毎日勉強を継続することです。飲み会や遊びなどの予定が入ってしまうと、勉強ができない日が何度かあり、そのままズルズル勉強しない日が続くこともありました。なるべくそうならないために、工夫した点で意識したことにつながるのですが、予定がある日は朝勉強する時間を増やしたり、どうしてもまとまった時間が確保できなければ、とやまさんの一問一答を解くだけでも継続して勉強したことになるので、モチベーションの維持にもつながったと思います。

勉強と遊びのメリハリを意識。

気負いせず自分のペースで勉強を継続

-勉強を優先したことで、犠牲にしたことはありますか。

K様:スマホを見ている時間など、無駄な時間を勉強時間に有効活用できたという感覚でした。犠牲にしたことを強いて挙げるとしたら、試験1、2週間前の直前期は遊びの予定を断ったり、有給を活用したりして勉強時間を確保したことくらいだと思います。何かを犠牲にして勉強をしなければいけない状況になると精神的に苦しいと思ったので、遊ぶときは遊び、勉強するときは勉強するというようにメリハリをしっかりつければ合格できると信じていました。落ちてもいいやという感覚ではないですが、あまり気負いせず自分のペースで勉強できたことも良かったなと思います。

-動画やテキスト、問題集以外で、試験勉強に役立ったことがありましたら教えてください。

K様:新聞を毎日読んでいたことで、勉強する時も聞いたことのあるフレーズが多く、時事的なことは頭に入り、知識の吸収が早かったのかなと感じています。また、直前に宅建の勉強もしていたこともあり、不動産分野に関しては復習のような形で取り組むことができました。

独学よりもFPキャンプの方が効率良いと感じて受講を決意

-次にFPキャンプについて伺います。まず、FPキャンプを利用しようと思ったきっかけについて教えてください。

K様:FP2級の学習をし始めた2022年2月頃に、独学で勉強するよりも解説動画などを観る方が、知識の定着やモチベーションの維持ができると思い、YouTubeで検索したところ、ほんださんのチャンネルを見つけ、動画を見始めたことが最初の出会いです。結果2級試験は難なく合格することができ、1級を受検する時もほんださんの動画で勉強したいと思いました。最初はYouTubeの動画だけで勉強していたのですが、2024年1月試験が不合格になった後、FPキャンプで学んだ方が効率いいなと感じ、2月頃からキャンプインしました。

-FPキャンプをどのように活用しましたか。

K様:苦手意識のあったライフプランニングや金融分野については完全講義Premiumで復習しました。税金や不動産分野に関しては、職務に関連するところや宅建の学習経験もあったことから、テーマ解説講座から見始めました。また、計算演習講座と穴埋め演習講座は試験1か月前に一気に視聴しました。特に穴埋め演習講座は通勤時間などのスキマ時間にBGMとして聞き流していましたし、試験直前も穴埋め演習講座のドリルを活用していました。

-特に役立ったコンテンツとその理由について教えてください。

K様:特に役立ったのが、完全講義Premiumと基礎編テーマ解説講座です。完全講義Premiumでは、基礎固めをしっかりとすることができましたし、特に金融分野に関して難しい論点が多かったため、テーマ解説講座がとても助かりました。その他にも、とやまさんのメルマガなどで、スキマ時間を活用しながら学習に取り組めました。

-コストパフォーマンスについてはいかがですか。

K様:月額制であることも利用しやすく良いと思いますし、コンテンツが本当に豊富なので、何不自由なく利用できました。ただ、正直なところ、正規価格が1万円なのは、利用する上で少し考えてしまったところでもありました。予備校と比べると格段に安いため贅沢は言えませんが、今のキャンペーン価格が正規の値段だとよりいいなと思いました。

-FPキャンプを10点満点で評価すると何になりますか。

K様:10点満点です。この価格帯で、このサービス内容であれば、何も不満はありません。本当に良いコンテンツでした。

制度の背景から理解することで、初見問題も難なく解答

-続いて、学科試験を受けた感想を教えてください。FPキャンプで学習したことはどの程度役に立ちましたか。

K様:今回の学科試験の難易度は、基礎編はいつも通り、応用編は易化した印象でしたが、正直学科試験の手応えはそこまでありませんでした。しかし、確実に取れる問題は落としていなかったため、これに関しては、とやまさんの一問一答や、勉強の継続がもたらした恩恵だと感じています。また、応用編に関しては年金の計算問題が免除期間を考慮した内容となっており、初めての問題でしたが、免除の理論や制度背景を覚えていたため難なく解くことができました。これは間違いなくFPキャンプで理論的に学べたおかげだったと思いますし、試験を通してとても自信につながりました。

-次は実技試験が待っています。実技試験に向けて現在どのように学習を進めていますか。

K様:9月のFP協会試験を受験する予定です。学習方法としては精選問題集(緑本)を解きつつ、スキマ時間にFP道場で2級実技試験を解いています。また、論述もあるため、よく出るテーマの過去問を見て分析しながら、テーマごとにポイントをノートに記載して覚えています。

仕事とプライベートの両面で身に着けた知識を活かしていきたい

-実技試験に合格してFP1級を取得したら、今後の仕事や生活でどのように生かしていきたいですか。

K様:仕事面では、関連するテーマが多いので、身につけた知識を存分に活かすことができるなと感じています。また、私生活においては、株式投資など資産設計に興味があるため、今後学んだことを活かしていきたいと思っています。親の相続のことも今後はテーマになってくると思うので、親にも学んだことを話すことができればなと思っています。今後の目標としては、FPを学ぶ中で、社労士に興味を抱いたので来年の受験を考えています。

学習を通じて芽生えた「もっと学びたい」という気持ちが、
向上心と自己成長に

-FP1級学科試験の勉強を振り返って、数々の犠牲を払いながら学習を継続して良かったと感じているのはどのような点になりますか。

K様:犠牲を払った自覚はあまりないですが(笑)、常に向上心を持ちながら学び続けることは、自身の成長や自信につながるので、これからも継続して色々なことに挑戦したいなと思っています。学習を進めると、本当に知らないことがありすぎて、「自分は全然知らないんだな」と、謙虚な気持ちになることができたり、「もっと学びたい」と思えますので、常に成長を感じることができるなと思います。

FP1級は楽しさを見つけながら毎日勉強を継続すれば
合格できる試験

-最後に、FPキャンプで学ぶ受講生へのメッセージをお願いします。

K様:勉強する上で一番大切なことは、楽しみながら学ぶことだと思います。学生時代は、勉強をやらされているという意識が強く、なかなか自分から積極的に学びたいと思えませんでした。そのため勉強が楽しいものであると感じる機会が少なかったです。しかし、社会人になって仕事や私生活に活かしたいと思い始めた勉強は、本当に楽しいものでした。1級試験は2、3級とは格段にレベルが違います。私も1度は落ちているので、痛感しました。しかし、合格できない試験ではないです。楽しさを見つけながら、毎日継続して勉強していれば必ず合格できます。ほんださんの動画を見ながら学習すれば、きっと楽しいはずです。気負いせず、自分のペースで頑張ってください。応援しています。