-最初にFP1級を取得しようと思ったきっかけについて教えてください。
間宮様:我が家は夫と子供2人の4人家族です。家計の管理は、FP2級を持っている夫に全て任せていましたが、もし夫が突然亡くなった場合、金銭管理に不安を感じるようになりました。特に、子供の進学に影響が出るのではないかと心配しています。そのため、2023年の夏から私自身もFPの勉強を始めました。最初は、「夫がいなくなったときに困らないように」という漠然とした不安を解消することが目標でした。しかし、FP2級の勉強を終えても、まだ必要な知識が十分ではないと感じました。そこで、さらに知識を深めるためにFP1級の学習を続け、受検することを決めました。
-受検を決意した時期とそこから9月試験までのおおまかな学習スケジュールを教えてください。
間宮様:2024年1月のFP2級の試験を終えた日から、FP1級の合格に向けた学習を始めました。合格には最低600時間以上の学習が必要と考え、FPキャンプのガイダンスを参考にしながら、5月の試験までの4か月(17週間)を以下のように計画しました。
- FPキャンプの応用計算問題を5回繰り返し解く
- 問題集2冊の基礎編を1回通して
学習アウトプット期間(7週間) - 問題集2冊の基礎編を3回繰り返し解く
- 過去問道場の基礎編(7年分)を6回繰り返し解く
- 過去問道場の応用編(7年分)を5回繰り返し解く
- 模擬試験を2種類、試験の3週間前に1回解き、直前にもう1回解く
-学習にあたって主にどのような教材を活用しましたか。
間宮様:
- テキスト :「合格テキストFP技能士1級(6分野)」(TAC)
- 問題集 :「合格トレーニング」(TAC)、「1級FP技能士学科対策問題集」
(ビジネス教育出版社) - サイト :FP1級過去問道場
- 塾・通信講座:FPキャンプ
- 動画・オンラインサービス:ほんださんFPチャンネル
- その他 :「あてる直前予想模試」(TAC)、「1級FP技能士学科対策模擬試験」
(ビジネス教育出版社)
定期的な復習機会の設定とアウトプットの種類と回数の増加で幅広い知識の定着を図る。全問題の解説を熟読することで理解を深め、別の角度からの質問にも対応
-学習を進めるにあたり、自分なりに工夫した点はありますか。
間宮様:FP1級合格のために、工夫して取り組んだ学習法は2つあります。まず、復習のタイミングを「インプットした当日、翌日、1週間後、1か月ごと」とし、正解するまで何度も繰り返しました。また、問題集2冊だけでは知識が足りないと感じたため、過去問道場を隙間時間に活用してアウトプットの種類や回数を増やし、幅広い知識の定着を図りました。さらに、すべての問題の解説を何度も丁寧に読み、最初は理解できなかった部分も知識が増えることで徐々に理解できるようになり、新たな発見がありました。この方法で、別の角度からの質問にも対応できる力がついたと感じています。
自分の成長を実感できることが何よりのモチベーションに
-学習を進めるにあたり、一番大変だったことは何ですか。また、その困難をどのように乗り越え、学習のモチベーションを維持しましたか。
間宮様:FP1級の学習にあたり、600時間の勉強を確保するために、まとまった時間で問題集に集中し、家事中に解説講座を流したり、隙間時間にスマホアプリで基礎編に取り組んだりして、勉強時間を最大限に活用しました。知識が増えることで新聞やニュースの理解力が向上し、「こんなことも理解できるようになった!」自分の成長を実感できたことがモチベーションの維持につながりました。
母親の勉強している姿をみて高校生の子供がFPに興味、
毎朝一緒に経済情報番組を見るように
-勉強を優先したことで、犠牲にしたことはありますか。
間宮様:家族の時間が減ったことです。学習に集中するため家族との時間が減り、家事をしていない時は睡眠か学習、週末も自宅で勉強することが多くなり、夫や子供に対して「後でいい?」と何度も言ってしまい申し訳なく思いましたが、その結果、高校生の子供がFP学習に興味を持ち、毎朝一緒に経済情報番組を見るようになったのが唯一の救いです。
-動画やテキスト、問題集以外で、試験勉強に役立ったことがありましたら教えてください。
間宮様:Studyplus(学習管理スマホアプリ)で同じように目標をもった仲間と交流したことです。年齢も職種もバラバラな仲間が、それぞれの目標に向かって学習を重ねる姿を常に感じることで、自分も途切れることなく学習を続けることができました。
-次にFPキャンプについて伺います。まず、FPキャンプを利用しようと思ったきっかけについて教えてください。
間宮様:ほんださんの「1級は沼」の動画を見たからです。「沼」と言いつつ、それでも効率的に合格へ導くコンテンツを用意しているとのことで非常に興味がわき、FPキャンプの利用を決めました。
-FPキャンプをどのように活用しましたか?
間宮様:基礎固め完全講義Premiumを一通り視聴し、2級の範囲がしっかり学習できていることを確認した後、応用編の計算問題の解説動画を理解できるまで繰り返し視聴し、一緒に解きました。また、家事の時間には基礎編のテーマ解説と応用編の穴埋め解説動画を常に流して知識の定着を図りました。特に基礎編のテーマ解説は制度の背景や考え方まで丁寧に説明されており、記憶に残りやすく効果的でした。
-特に役立ったコンテンツとその理由について教えてください。
間宮様:応用編計算問題の解説動画です。FP2級学習時は実技試験の計算パターンを自分で見つけていたので、習得まで非常に時間を有しました。FPキャンプの応用計算問題はテーマ別に作成されていたので、計算パターンを自分で見つける必要がなく、インプットの時間が大幅に短縮できました。その分の勉強時間をアウトプットに回せたので非常に助かりました。
FPキャンプはコスパに優れたサブスク型コンテンツで
気軽に始められる
-コストパフォーマンスについてはいかがですか。
間宮様:早期アクセス割4980円で参加。結果として4か月の参加で合格をいただけましたので大手塾の受講料を思うと、テキスト代を除いてもコスパは非常に良かったです。このお値段でサブスク制なら「沼かも?」「勉強方法を変えたい!」と思った方も気軽に始められるのではないかなと思います。
-FPキャンプを10点満点で評価すると何になりますか。
間宮様:9点です。自分でスケジュールを組める方ならキャンプを巧く利用することで短期合格が確実に狙えると思います。ただ基礎編のテーマ解説が完備されておらずFPキャンプ内で動画が完結しなかったので、改善の期待を込めて1点減点です。
-続いて、学科試験を受けた感想を教えてください。FPキャンプで学習したことはどの程度役に立ちましたか。
間宮様:基礎編、応用編ともに基礎力をつけるのに非常に役立ちました。特に今回の5月試験の応用編は、過去の王道問題からの出題がほとんどで、4か月で身に着けた基礎力を十分に反映できました。採点結果は基礎編と応用編の合計で8割強!FPキャンプで学んだことをほぼ忠実にこなしたからこそ獲得できた点数だと思っています。FPキャンプに参加してホントによかった!と嬉しくなりました。
-次は実技試験が待っています。実技試験に向けて現在どのように学習を進めていますか。
間宮様:タイミングよく学科が合格できたので、1年に1回しかないFP協会の実技試験で申し込みをしました。「問題集1冊を完璧に覚えるレベルまでもっていく」を目標に「精選過去問題集」を中心に取り組む予定です。FP協会の問題はきんざいの問題と形式が違うので、まずは2級に戻って問題文になれるところから始めています。
-実技試験に合格してFP1級を取得したら、今後の仕事や生活でどのように生かしていきたいですか。
間宮様:当初の目的だった、夫が万が一なくなったときに備えて家計の把握をし、子供の進学および自分たちの老後に備えたいです。
勉強は年齢に関係なくできるもの。
子供にその姿を見せられて嬉しかった
-FP1級学科試験の勉強を振り返って、数々の犠牲を払いながら学習を継続して良かったと感じているのはどのような点になりますか。
間宮様:子供に勉強する姿を見せられたことです。勉強は学生だけがするものではなく、学ぶ必要性があれば何歳になっても勉強をするし、挑戦をし続けるのだということを示せたと思います。「お母さん、すごい!よかったね」と子供に言われたのが非常に嬉しかったです。
-最後に、FPキャンプで学ぶ受講生へのメッセージをお願いします。
間宮様:実は20代の時にFP2級に挑戦して挫折した経験があります。その当時は社会保険も不動産も相続も自分にとって身近なことと感じられず、覚えることがつらいばかりで、最後には勉強を投げだしてしまいました。年を重ねて記憶力は落ちるばかりでしたが、ほんださんの解説は難関と言われるFP1級試験の内容でも非常に分かりやすく、とても身近に感じさせてくれました。FPキャンプなしでは合格できなかったと感じています。FPキャンプを道しるべに、合格までの最短の勉強方法を学び、是非みなさんも合格を勝ち取ってください!